診療科・部門Departments

リハビリテーション科

はじめに

名戸ヶ谷病院リハビリテーション科では、急性期から回復期まで、理学療法・作業療法・言語聴覚療法の専門性を生かして、一人ひとりの患者さんに寄り添ったリハビリテーションを行っています。
対象となる疾患は、脳卒中、脳外傷などの脳神経外科疾患、骨折、靭帯・腱の外傷や損傷、関節症などの整形外科疾患、心不全などの循環器疾患、呼吸不全などの呼吸器疾患、大腸がんなどの外科疾患、安静臥床に伴う廃用症候群など多岐にわたります。
また、専門スタッフによる総合的なリハビリテーションは、365日休みなく質の高い手厚いサービスを展開しています。
入り口
室内写真
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はじめに 集合写真

業務内容

診療体制
スタッフは、リハビリテーション科専門医師を中心に、理学療法士31人、作業療法士11人、言語聴覚士8人、総勢50人(2020年4月現在)で診療にあたっています。
発症直後および手術の前後、早期から実施される急性期リハビリテーションは、患者さんの症状や身体状況に応じ、集中治療室や病室などのベッドサイドから始まり、患者さんの身体機能の回復と生活機能の維持や向上に努めています。
そして、患者さんの体調は、各診療科の医師や病棟看護師とのカンファレンスを通じ、常に把握できるように努めています。
また、退院された方にも必要に応じて、外来通院によるリハビリテーションを実施することで、入院中のみならず退院後も引き続いてのリハビリテーション環境を整えています。
診療体制
理学療法部門
理学療法では、運動機能が低下した状態にある方へ、まず徒手療法(ストレッチやマッサージなど)や物理療法(温熱や電気療法など)を用いて、筋肉や関節の柔軟性を向上し痛みを軽減します。次に、運動療法(筋力向上・動作練習など)により身体機能を改善し、基本動作(座る、立つ、歩くなど)の回復を目指します。
また当院では、すべての方にとって安全な運動環境を用意するために、運動中のモニタリング機器(心電図モニター、運動負荷自動血圧計)やトレッドミル、自転車エルゴメーターなどのさまざまなトレーニング機器を取りそろえています。
理学療法部門
理学療法部門
理学療法部門
理学療法部門
作業療法部門
作業療法では、心身機能(認知機能や手指機能など)、日常的な動作能力(家事やトイレなどの動作)、社会への適応能力(復職や地域活動への参加)など、心と体を通して生活へのつながりを育んでいきます。そして、自宅に伺っての家屋調査や生活環境への支援や提案なども要望に応じて行っています。
また当院では、繊細で細かな手指機能を再び獲得するために、手の外科やリウマチ科などの専門医師と、手術後に丁寧なカンファレンスを実施し、早期からの運動療法を行い、手指の拘縮予防、手の巧緻性(指先を使った細かな動作)改善に努めています。
作業療法部門
作業療法部門
作業療法部門
作業療法部門
言語聴覚療法部門
言語聴覚療法では、言語機能(発声発語器官の能力)、摂食・嚥下機能(食べるや飲み込む能力)など、コミュニケーションや食事といった根源的な営みに関する機能維持や改善に努めています。
また当院では、簡易的検査に加え、患者さんの状態に合わせて専門検査として、歯科医師とともに嚥下内視鏡検査(VE)を積極的に実施しています。この検査結果は、速やかに食事姿勢、食事介助方法や最適な食物形態などへと反映され、一人ひとりに合わせた適切な調理方法の提案に生かされます。
言語聴覚療法部門
言語聴覚療法部門
言語聴覚療法部門
言語聴覚療法部門

診療時間

  外来受付 リハビリ開始
月~土曜日 午前 ~11:30 8:30~
月~金曜日 午後 ~16:30 13:30~

施設基準

  • 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 心大血管疾患リハビリテーション料(Ⅰ)