MRIとは強力な磁場を発生させる装置です。検査は磁場の中に患者さんが入り、磁気の力を利用して体の臓器や血管を撮影します。
MRIの最大の特徴は放射線被ばくの心配がないことです。デメリットとしては撮影時間が長く10分～１時間程かかることと、狭く音がうるさいことです。

また強力な磁場の中に体が入りますので、貴金属類、カード類、貼り薬、補聴器、入れ歯などは検査前に外していただきます。手術、事故などで体内に金属、金属片や機械、その他何か入っている場合には問診の際に忘れずにスタッフに伝えてください。
＊当院では条件付きMRI対応心臓植込み型デバイスには対応できませんので、使用されている患者さんはMRI検査を受けられません。

当院ではPhilips社製のMRI装置 Ingenia1.5 TとIngenia cx3.0 T、２台のMRI装置を設置しています。
1.5 Tと3.0 Tとは磁場強度の違いを表しており、数字の大きいものほど高精細な検査ができます。

1.5 T MRI装置には狭い所が苦手な人が圧迫感を感じにくいとされるInbore Solutionシステムを採用しています。これは検査を受けながら映像や音楽を楽しめる装置で、患者さんのストレス軽減に一役買っています。
MRI検査が苦手な方、狭い所が苦手な方は検査前にご相談ください。

またMRI装置には先進の高速化技術を採用しており検査時間が大幅に短縮されています。