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CT
CT検査の特徴
CTとはコンピュータ断層法(Computed Tomography)の略です。
CT装置の中心にある大きなトンネルを通る際に、体の周りからX線を当て、コンピュータで処理することで体の中の様子を画像化する検査です。体を輪切りにした画像が得られるほか、体をさまざまな方向から見た断面画像や立体画像を作成することができます。
CT装置の中心にある大きなトンネルを通る際に、体の周りからX線を当て、コンピュータで処理することで体の中の様子を画像化する検査です。体を輪切りにした画像が得られるほか、体をさまざまな方向から見た断面画像や立体画像を作成することができます。
SOMATOM Definition Flash (SIEMENS)
X線管球とX線検出器が2対搭載されたこのCT装置は、2つの管球から同時にX線を照射しながら撮影することで、
最速秒間46 cmという超高速撮影が可能です。これは従来の一般的な装置と比較して4倍以上というスピードになります。この方法であれば、胸部ならわずか0.4 秒で撮影できるため、息止めが困難な救急患者や高齢の方、小児でも自然呼吸下で動きの影響のほとんどない検査を行えます。
また検出器の感度の向上、画像再構成技術の向上で従来よりも少ない放射線被ばく線量での検査が可能となりました。詳細な解剖学的画像を得ながら、同時に「より患者さんに優しい」CT検査が実現するのです。
さらに当院のCT装置には“デュアルエナジーイメージング”という先進技術が搭載されています。
異なる2種類のX線のエネルギーの違いを利用して、物質が何であるかを識別して画像化する手法です。骨と血管などを識別し容易に分解でき、血管のみを描出した画像など必要な部分をわかりやすく表示したり、造影剤の分布を表示したりとこれまでにない新たな画像を得ることができます。また腎結石などの結石の成分まで判別可能で、治療法の決定に有益です。