診療科・部門Departments
検査科
はじめに
さらに、検査・輸血療法委員会、感染対策委員会などの運営をはじめ、その他各委員会への参加を通して、病院への貢献を行っています。
業務内容
外来採血
当院での外来患者さんの採血は、資格を有する臨床検査技師と看護師が担当しています。
結果報告までの時間は検査内容にもよりますが、約1時間かかります。
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外来案内票を受診する科で
受け取ってください -
受け取った案内票を12番検査室に
中待合の椅子、または廊下の椅子でお待ちください。順番にお名前をお呼びします
提出してください -
安全に採血を行うために以下のことを
確認させていただきます〈ご本人確認〉
取り違い防止のため、生年月日を伺っています。〈アレルギーの確認〉
採血時の消毒薬で、かゆみや皮膚が赤くなるなどのアレルギー症状が出ることがあります。
アルコール過敏症の方はお申し出ください。〈その他〉
採血時に気分が悪くなる方、透析を受けている(シャントがある)方、乳房切除手術を受けられた方はお申し出ください。 -
採血後の止血
血が止まりにくかったり、採血後の止血が不十分なことが原因で青くなったりすることがあります。針を刺した場所を3分ほどしっかり押さえてください。血液をサラサラにするお薬を服用されている方はお申し出ください。 -
尿検査がある方は採尿を実施。採血後に腹部超音波検査がある方は、超音波検査後に採尿をします。採血後にX線・CT・MRI・超音波検査がある方は、外来案内票を13番放射線科に提出してください。採血後に心電図・肺機能・動脈硬化の検査がある方は、検査室前の廊下でお待ちください。
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検査終了後は、外来案内票を
受診する科の受付に提出してください
生理機能検査
基本的に8:30~検査を開始しています。
当院で実施している生理機能検査は以下のとおりです。
①標準12誘導心電図
手首、足首、胸部に電極をつけて検査を行います。
上半身の衣服をまくり、足首が出るように靴下を下げます。測定中は体を動かさず、安静にしていただきます。検査時間は、着替えを含め5分弱です。
②運動負荷心電図(マスター2階段試験)
2段の階段を一定時間上り降りした後に心電図を測定します。
安静時では見つけにくい労作性狭心症や不整脈の診断に役立ちます。
検査時間は15~20分です。
③ホルター心電図
シールの電極と小型記録器を用いて、24時間心電図を記録します。日常生活や睡眠中における心臓の動きを調べ、異常がないかを検査します。
薬の治療効果、自覚症状時の波形を確認することができます。
- ※記録している間、入浴、シャワーはできません。
- ※つけた翌日、記録開始と同じ時間に外しに来院していただく必要があります。
鼻をノーズクリップで閉じ、マウスピースをくわえて口呼吸で検査をします。
技師の掛け声に合わせて大きく呼吸をしていただき、肺に出入りする空気の量や速度を計測していきます。
呼吸器疾患の診断や重症度の判定、経過観察、治療効果の判定に用います。
全身麻酔手術の術前検査の一つでもあります。
睡眠時の脳波を測定する際(主に小児)、医師の処方により、眠くなるシロップを飲んでいただくこともあります。
40分~1時間かかりますので、事前にトイレを済ませておいてください。
〈聴力検査〉
左右別々に検査を行います。ピーっという音が聞こえている間、お手元のボタンを押し続けてください。
〈ティンパノメトリー〉
〈語音検査〉
難聴の原因を調べたり、補聴器を作ったりするときに役立つ検査です。
〈耳小骨筋反射検査〉
顔面神経麻痺の部位判定に有用です。
〈重心動揺検査〉
〈ラバー負荷試験〉
ラバー負荷試験ではそのうち視覚(目)・体性感覚(足の裏)を遮断することによって前庭(内耳)障害の有無を検査します。
〈聴性脳幹反応(ABR)検査〉
ある一定の音を聞かせて、脳からの電気的反応を皮膚表面に貼った電極で検出して検査します。波形の状態から異常部位を判断することができます。
生後間もなくでも検査でき、乳幼児の聴力の発達を評価します。
機能性難聴や脳幹機能障害の評価を目的としています。
検査結果はAHIという「無呼吸低呼吸指数」で表され、当院ではその値が40以上(1時間の間に10秒以上の呼吸停止が40回以上)の場合、CPAP(持続陽圧呼吸療法)装置による治療を案内します。
SASは日常生活にさまざまな障害を引き起こす疾患です。ご自身の睡眠に不安を感じる方は、早めにご相談ください。
手足のしびれ、物が持ちづらくなったなどの症状があり、末梢神経障害が疑われる方に有用な検査です。
皮膚の上から電気で刺激することにより、末梢神経を伝わる電気的活動の速度を測定します。
症状の部位によって刺激する神経が異なります。電気を流すのでピリッとした痛みを感じます。
筋肉の運動障害、脱力、痛みなどの原因が筋肉によるものなのか、筋肉を動かしている神経によるものなのかを鑑別して、障害部位、程度を評価する検査です。
筋肉に細い針を刺した状態で、医師の指示に従って、力を抜いたり入れたりしていただきます。
電極針を刺すので、痛みを感じます。
血圧の24時間の変動(日内変動)を調べることができます。
※小さな機械を腰に巻いて帰っていただきます。また、つけた翌日に外しのため来院していただく必要があります。
〈持続自己血糖測定器〉
身体に装着した使い捨てのセンサーと手のひらサイズのリーダーまたは専用のアプリをインストールしたスマートフォンを用いて、間質液中のグルコース濃度を連続的に測定し、低血糖または高血糖の検出を補助します。
インスリン使用中の糖尿病の血糖コントロールをサポートします。
※必要に応じて、血糖自己測定器を併用しながら糖尿病の日常の自己管理に用います。
検体検査
院内で行っている検体検査の一例はこちら
病理・細胞診検査
細胞診標本【Papanicolaou染色】…腺がん
細胞診標本【PAS染色】…腺がん
病理組織標本【HE染色】…大腸がん病変部位