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X線TV・胃X線検診

X線TVとは透視という技術を用いて観察しながら撮影する技術で、特に胃や大腸をバリウムなどの造影剤を用いて観察・撮影します。近年胃がんに対するピロリ菌除菌の治療効果や検診の普及により、胃がんの罹患数は減少傾向にあります。しかし、依然として日本人のがん患者死亡原因の3位は胃がんとなっています。同時に、早期に発見することで治療ができ、予後も良いという事実は現在でも変わりません。当院の放射線科は胃がんを早期に発見するために全国でも採用されている「日本消化器がん検診学会・基準撮影法」による撮影を徹底しています。どうぞ安心してバリウム検査をお受けください。
X線TV装置

X線TV装置

バリウム検査による早期胃がんX線写真

バリウム検査による早期胃がんX線写真

お願い

胃X線検診では「体位変換」といって、検査中に患者さんの体を数回回転させる必要があります。体動困難な状態であったり、誤嚥(むせてしまう)の危険があるご高齢の方は「内視鏡検査」を胃がん検診にはおすすめします。
また、妊娠の可能性のある方・妊娠されている方はバリウムの検査を受けていただくことはできません。検査予約の際にお申し出ください。

当院の胃X線検診・人間ドックの特徴

  • 全国で採用されている日本消化器がん検診学会およびNPO法人日本消化器がん検診精度管理評価機構による「基準撮影法」に基づく精度の高い撮影
  • 消化器がん検診専門技師が所属
    胃がん検診専門技師 2人
    胃がんX線検診の指導員 1人